佐世保へ
佐賀から何気なく佐世保へ移動したときに
目に入って来たのは米軍佐世保基地でした。
佐世保=造船 は言うまでもなく日本海軍にとって大切な場所です。
明治時代は「佐世保海軍工廠」と呼ばれていました。
初めての佐世保で佐世保バーガーを探していたときに
自衛隊が所有する佐世保資料館が目に入ってきました。
山内短五糎(サンチ)砲
資料ではなんども文字を見たことがある山内短五糎(サンチ)砲。
今回初めて見る事ができました。
佐世保資料館入り口前に山内短五糎(サンチ)砲が飾ってありました。
日露戦争で山内砲は一等巡洋艦 春日、日進 で使用されていたものです。
当時初期の軍艦はイギリスから購入していたので
アームストロング砲が主な砲弾でした。
山内万寿治の発明考案
山内 万寿治(やまのうち ますじ)1860年4月19日 – 1919年(大正8年)9月18日1902年5月、海軍少将に進級。
呉鎮守府艦政部長を経て、日露戦争では呉海軍工廠長。
装甲巡洋艦の建造を主張、監督して主力艦国産化への道を拓いた。
1905年11月、海軍中将となり呉鎮守府長官。
現役将官が民間企業の顧問となるのは極めて異例であったが日本製鋼所の設立に際して海軍から顧問として参画、兵器国産化に尽力した。
(wikipediaより)
日露戦争時山内砲を使用していた軍艦
模型リンク(シールズモデル) 1/700 1/500(日本海海戦参戦艦隊シリーズ)
一等巡洋艦 春日 47mm 軽山内砲 6 基
一等巡洋艦 日進 47mm 軽山内砲 6 基
一等巡洋艦 八雲 47mm 軽山内砲 8 基
一等巡洋艦 吾妻 47mm 軽山内砲 8基
一等巡洋艦 出雲 47mm 軽山内砲 8基
一等巡洋艦 磐手 47mm 軽山内砲 8基
一等巡洋艦 浅間 47mm 軽山内砲 8基
二等巡洋艦 笠置 47mm 軽山内砲 6基
二等巡洋艦 浪速 47mm 軽山内砲 2基
二等巡洋艦 高千穂 47mm 軽山内砲 2基
三等巡洋艦 新高 47mm 軽山内砲 4基
三等巡洋艦 対馬 47mm 軽山内砲 4基
佐世保史料館『セイルタワー』
https://www.mod.go.jp/msdf/sasebo/5_sail_tower/5_sail_tower.html
佐世保に自衛隊が展示する海軍の歴史資料センターがあります。
1階の受付を終えると 7階から順に日本海軍の歴史について展示がしています。
7F 展望ロビー・映像ホール
6F 海軍の軌跡Ⅰ 佐世保鎮守府史料展示
5F 海軍の軌跡Ⅱ 海軍の史料展示
4F 海軍の軌跡Ⅲ 海軍の史料展示
3F 海上自衛隊Ⅰ 艦艇等模型展示
2F 海上自衛隊Ⅱ 史料閲覧室
1F 企画展示・佐世保地方隊史料展示
日本海軍の歴史はペリー来航から始まることを知り驚きでした。
黒船という大きい黒い船が遠洋から迫ってくることにより
当時の江戸幕府が危機感を感じ、海軍伝習所を作り鎮守府へ発展していく。
実質開国としての日米修好通商条約を経て、日露戦争(日本海海戦)へ大きな戦争時代へ突入。
そして太平洋戦争へ。
「砕氷艦しらせ」や現在の海上自衛隊の情報など何度でも足を運びたくなる施設となっております。
是非長崎へ立ち寄りの際は足を運んでください。